<ナスの脇芽取り>
次回の講習でしっかりやりますが、予習のために説明をしておきます。
<脇芽取りの目的>
養分を消費する余分な脇芽をとって、株そのものと必要な枝に養分を回すため。
<手順>
まず、一番最初についた花(蕾)を確認します。
その花(蕾)がついてる茎の先端が頂芽です。
この頂芽はそのまま伸ばします。
棒が指してるのが一番花です。二股になってる左側についてるので左側の枝が主枝です。
次に一番最初の花(蕾)のすぐ下の脇芽①(二股の右側の枝)とそのもう一段下の脇芽②を(棒が指している所の前上の脇芽)残し、脇芽②より下の脇芽を摘み取ります。
そうすると頂芽と脇芽①・②で合計3本仕立てになります。
2本仕立ての場合は脇芽②も取ります。
<その他>
2本仕立てと3本仕立ての違いは
2本の方が株が疲れにくくコンスタントに実がなりやすい。
反対に3本だと枝一本分多く実がなるので同時多くとれる(反面株が疲れやすい)とか、2本仕立てだと狭い株間でも育てやすいなどなど、違いがあります。しかしながらまずは3本仕立てでいいと思います。
脇芽取りの時に注意して欲しいのは、脇芽だけを摘み取って、主枝から出てる大きい葉っぱは取らないという事です。
この葉っぱは光合成して養分を作っているのです。
つまり、養分の消費する脇芽は取って、養分を生産してる葉っぱは残すということです。
毎年、よくわからないまま勢いで葉っぱも脇芽も全部取ってツンツルテンにしちゃうケースが散見されますがお気をつけください。
脇芽自体は摘んでも摘んでも出てくるのでその都度取ってください。
<今後の成長>
・一番花が実になりますが、今はまだ株そのものを太く丈夫に育てたいので実になる前に取ってしまうか、実にしても早い段階で収穫しましょう。
・余分な脇芽とったことで、残した主枝(頂芽)と脇芽が伸びて枝になります。
その枝からも脇芽が出てきますが、これらは摘み取らず、まずは伸ばしましょう。
そこに花咲いて実がなりますので、摘み取ってしまうと収穫量が大幅に減ってしまいます。
とりあえず今のところはこんな感じです。