植物の基本的な性質、頂芽優勢のお話。
植物の主枝のてっぺんの成長点を頂芽(ちょうが)と言います。
まず頂芽に養分が行く仕組みになっていて、
頂芽があることによって脇芽が伸びにくい現象が頂芽優勢です。
野菜作りでは頂芽や脇芽をコントロールしていきます。
頂芽を摘み取ることを摘芯と言い、
摘芯することで養分が脇芽に行き、脇芽が伸びます。
カボチャ、小玉スイカでは頂芽(親ヅルの先端)を摘芯して脇芽を伸ばします。
ナスは頂芽と、一番花がついた所から下の脇芽を1〜2本残して他は摘み取り、頂芽と残した脇芽を伸ばして2〜3本仕立てにします。
※ピーマンも基本的にはナスと同じ考え方ですが、
ピーマンは一番花がついたところの脇芽の段が詰まっていて、ちょうど3又くらいに分かれているため、一番花から下の脇芽を取ります。
シソ、バジルは頂芽を摘芯して脇芽をどんどん伸ばして葉をたくさん茂らせればその分収穫量が増えます。
脇芽の伸びた先端を摘芯すれば、脇芽の脇芽が伸びてさらにたくさん収穫できます。
そして脇芽の脇芽の脇芽を伸ばしてと同じことを繰り返します。
葉っぱが育ち過ぎてゴワゴワになったらバッサリ切り戻してやれば、新しい柔らかい葉を収穫できます。
枝豆はそのうち3枚1組の葉が出てきます。
その3枚1組の葉が5〜6本出たら頂芽を摘芯します。
そうすると脇芽が伸び脇芽にも花が咲いて、
摘芯せずに育てるより収穫量が増えます。
余談
昨日の釣果は8人でやって1匹〜14匹。
青物を2度食わせたのに糸切れなどと課題を残す結果となりました。