あいち緑育ネット体験農園のブログ(旧アグリパーク南陽体験農園のブログ)

あいち緑育ネット体験農園は会員制で1年を通じて野菜作りを体験する農園です。単発の収穫体験は行っておりません。

6月5日

東海地方も梅雨入りしたそうで、本日は雨なり。
久々の雨なので農園での作業はお休みにして、事務処理デーです。
前回の講習日に1回目の追肥したトウモロコシに雄穂が出かけています。
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雄穂が出かけるころに2回目の追肥をするのですが、今週末の講習で追肥したらちょうどいい。
雄穂が出る頃になると、穂にアワノメイガやダイメイチュウの幼虫が入るので防除の時期でもあります。
見回ったところ数か所すでに入っている穂を発見。
穂が茶色くなっていたり、食べカスのようなものが着いているので見たらわかります。
で、被害が出るのをほおってはおけないので、穂をほじって幼虫を潰し、
デナポン(トウモロコシ用の殺虫剤)を穂にふりかけておきました。
まだ、うみつけられた卵が孵ったばかりで、穂の表面を食害している段階でした。
幼虫が成長するとトウモロコシの茎の中に入り喰い進み
最終的には実を食べてしまいます。
茎の中に入ってしまうとまず農薬散布しても退治できないので、早めの防除が必要です。
防除用にこんなん買いました↓
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今までは据え置き型の動噴で防除してたのですが、ホースのとりまわしが大変だったので機動性重視。
この雨が上がったらパダンSGを散布します。
タンクの容量、ノズルの口、2サイクルというところばかり見ていたら、
混合燃料の比率が草刈り機と同じ25:1じゃなくて50:1でした・・・・・。
まあ、自分で混合燃料つくるだけなんですが。。。
 
話は変わって、ズッキーニ。
最近ぐんぐん大きくなっています。
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写真の中央花が今朝しぼんだばかりの雌花。
その下は受粉せずに(まだ雄花が咲いていないので)終わってしまった雌花。
色が黄色からオレンジっぽくなっています。
受粉すればおおきくなって、受粉していないものは変色してしぼんでいきます。
まだこの段階なら食べられます。
 
ちなみに雄花はコレ↓
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写真を撮ったのが10時過ぎていたので、花はしぼんでいます。
人工授粉するときは、花弁をめくり雄しべをむき出しにします。
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これを
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雌花につっこんで雌しべに花粉をつけます。これで受粉完了。
手順としては以上ですが、受粉は朝9時ころまでにします。
花が開いているときの花粉は黄色くてふわっとした感じですが、写真のように9時以降(10時にもなると)
花粉がカピカピになってしまい、受粉できなくなります。
また、雌花も受粉できる時はなんとなく湿ったかんじですが、遅くなるとカサカサになって受粉不可。
やっぱり男女その気になった時しかダメってことか・・・深いぜ・・・
 
冗談はさておき、
雨が降る前などに受粉させる場合は、雌花の花弁を破らないようにそっと雄花を差し込むとか、
仮に花弁を破るとしても花弁の下側(地面側)を破るとかした方が良いと思います。
つまり受粉した雌しべに雨がかからないように配慮せよということです。
ついでに書くと
受粉して二日もたてば雌花が茶色くカリカリにしぼみます。
その雌花をいつまでも実に着いたままにしておくと、そこから実が傷みやすいので摘み取りましょう。
 
収穫したズッキーニはどうやって食べるの??とよく質問されます。
特に年配の方にはなじみがない野菜なのかも・・・。
パスタやラタトゥイユにしたらといっても、
たいてい???な反応が返ってくるので、
年配のかたでもいけそうなのを考えてみました。
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薄くスライスしたズッキーニをシーチキンと炒めて
出汁の素を少々ふりかけて出来上がりです。
炒める油もサラダ油、オリーブ油、ゴマ油でちがうし
出汁の素は本だしや鶏ガラで和風にもちょい中華にもなって、
もの足らなければしょうゆで香りつけしてもいいかも。
どうでしょう??