あいち緑育ネット体験農園 もーやっこファーム南陽のブログ

あいち緑育ネット体験農園は会員制で1年を通じて野菜作りを体験する農園です。単発の収穫体験は行っておりません。

R4年4月10日

今日は暑い中みなさんお疲れ様でした。

共同作業で堆肥撒きなど土作りです。

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夏作から作るところは完熟馬ふん堆肥を

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秋作から移転する区画は半熟牛フン堆肥と切り藁を広げていきます。

堆肥を分解する微生物のエサになる様に

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米ぬかと鶏糞を撒いていきます。f:id:aguriparktaikennouen:20220410183409j:plain

みなさんの力を合わせて1時間ほどで完了。


堆肥などについてちょっと整理すると、こんな感じです。

・堆肥は土壌改良材で肥料分 (チッソ、リン酸、カリ)はほとんど含まれない。(商品によって多少違うでしょうが、ホームセンターなどで売ってる物には袋の裏に含有量の記載があります。)


・堆肥の炭素分(厩舎の敷料とか樹皮)を分解する時に土中の窒素分を使うので、堆肥だけを大量にいれて一見フカフカになったところに野菜を植えると窒素飢餓になって野菜が育たない。(葉っぱが黄色くなるとか)


・堆肥の分解に使う窒素を補うために鶏糞を撒いた。

窒素含有量でいえば鶏糞より、油粕の方が多いですが、鶏糞の方が断然安いので鶏糞です。


・堆肥を分解するのは微生物の働きですが、微生物を増やすのに米ぬかを撒いた。

ぬか床で微生物を増やしてぬか漬け作ることをイメージするとわかりやすいかも。


・夏作から使う区画は植え付けまでに3週間くらいなので完熟堆肥を使用。(完熟堆肥は発酵過程が終わっている)


・秋作からのところはまだ時間があるので半熟堆肥で一気に微生物を増やして土ごと発酵させていきたい。


・馬ふんか牛フンかで特徴に違いはありますが、今回はたまたま手に入った都合だけで使いわけました。


とりあえず今日の作業に関係するところだとこんな所です。


移転前の既存の区画に堆肥を入れませんでしたが、今までの土作りでふわふわです。トラクターかけるとよくわかります。


その後

堆肥を撒いたところはトラクターでザックリ浅め(10cm)にお越してます。

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こんな感じです。

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ゴロゴロしてる様に見えますが、今はこれで大丈夫です。

空気に触れやすくするためにザックリ耕して、

微生物を増やしていくのです。

連日の晴天と高温で土の水分が少ないですが、

週明けに天気が崩れて少し雨が降って、ほどほどの水分になることを期待してます。


今後、天気の様子を睨みつつ、また耕して元肥入れまでに仮畝を立てます。

なので個人的に耕す必要はありません。


ちなみに秋作からの移転先は夏作の間は、

緑肥ソルゴーを撒きます。ソルゴー栽培中に堆肥マルチしてソルゴーが育ったら刈り倒して土に還します。


それ以外の使っている区画は堆肥マルチで土作りと草抑えしなが野菜を育てていきます。

よろしくおねがいします。



余談

今日は農園周辺の茶屋新田地区の揚水機場の掃除の日でした。講習があるのでご無礼しちゃいましたが、

揚水機場で取れた生き物を後からいただきました。

(毎年掃除そっちのけで生き物取ってるからなんですが…。)

その一部をご紹介。

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ミズカマキリ

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フナ(体高があって筋があるのでヘラブナかな)


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ヨシノボリ(淡水ハゼ)

茶屋新田地区は宮田用水で木曽川の水なので農園周辺では見かけないヨシノボリなんかもパイプラインにのってやってきます。