あいち緑育ネット体験農園のブログ(旧アグリパーク南陽体験農園のブログ)

あいち緑育ネット体験農園は会員制で1年を通じて野菜作りを体験する農園です。単発の収穫体験は行っておりません。

R5年3月4日

今日ステップアップ区画利用者さんに肥料のことをお尋ねされたので、知識として知っていた方がいいと思いますので記載します。

 

<肥料について>

まず肥料の袋をごらんください。

肥料の袋に

「10-10-10」

と記載があります。

これは窒素、リン酸、カリがそれぞれ目方の10%含まれているという表示です。

表示の順番は窒素、リン酸、カリと決まってます。

「8-8-8」なら8%ずつ含まれているということです。

(10引く10引く10=-10という数式ではありません。念のため。)

商品によって窒素が多かったり、リン酸は含まれていなかったりするので、まず表示を見ましょう。

 

次に、窒素、リン酸、カリについてです。

この3つは肥料の三大栄養素と言われています。

純化して説明すると、

窒素→葉っぱや茎

リン酸→蕾、花

カリ→根っこ

の肥料です。

 

植物が育つのにまず必要なのが窒素です。

 

野菜作りの本などに元肥の量が8-8-8で1㎡に100gと書いてある場合、仮に手持ちの肥料が10-10-10であれば80gで大丈夫ということです。

100gの8%=8g

80gの10%=8gですから。

 

これを知っていれば余分な肥料をあげなくてすみます。肥料は多ければいいというものではないのでご注意を。

また、昨今肥料価格が高騰しているので、ムダにお金を畑にばら撒いているのももったいないですし。

<肥料の施し方>
野菜作りの本に1㎡に8-8-8で100gと記載があって、

まずは、その量を施したとします。

 

次の作で作る野菜にも同じく100g撒くようにと書いてあって、さらにその次作でも同じく書いてあった場合、毎回毎回その通りにまかなきゃいけないかといえば必ずしもそうとはかぎりません。

土に前作の肥料が残っていることがあるからです。

そういう場合は撒く量を減らして栽培を始め、その後足りない分を追肥で足してあげるというのがいいです。

入れ過ぎた肥料は抜きにくいので、控えめにしておいて後から不足分を足すのがいいです。

 

今日のところはこの辺で。

またおいおい説明します。