雨上がりの農園。
カボチャがの摘心ができるくらいに大きくなってきました。
カボチャ(スクナ、エビス)は本葉5〜6枚で親ヅルの先端を摘み取って(摘心して)ください。
株によっては脇芽の葉っぱが大きくなっていて、
枚数を数える際に、どれをカウントしてどれをカウントしないのかがわからないかもしれません。
その場合、株の全長が30cmを超えていれば本葉5〜6枚以上になっているので、一番伸びたツルの先っぽを摘み取りましょう。
上の写真で言うと、手で持っている辺りです。
※ズッキーニは摘心してはダメです。
摘心というのは、植物の先端の成長点を摘み取ることです。
成長点というのは、植物の先端で細胞分裂が一番活発な所です。
摘心すると何が起きるか説明します。
植物は頂芽優勢という性質があり、
頂芽(主枝の先端の成長点)が優先的に成長し、
側枝(脇芽)の成長が抑制されます。
頂芽を摘心すると、頂芽に行くはずだった養分が脇芽の方に分散して脇芽が伸びます。
カボチャやスイカの場合だと、本葉5〜6枚で親ヅル(主枝)を摘心して、子ヅル(脇芽)を伸ばし、
その子ヅルに実をつけて行くのです。
本葉5〜6枚だと子ヅルが5〜6本でます。
(本葉と親ヅルの付け根から脇芽が1本出る)
親ヅルを摘心しないで育てても実はなりますが、
親ヅル1本よりも子ヅル5〜6本育てた方が収穫量が増えるのです。