9月6、7日と二日にわたって生き物調査指導員養成全国研修会を受講してきました。
開催がたまたま名古屋市内&近郊だったので個人的には地元開催ですが、
県外からも多数参加者が!
昨日はまず、座学から。

生物の見分け方から生き物観察会を開く時の留意点、許可申請が必要な漁具の解説、
特定外来種の取扱いなどなど、役立つ内容満載。
昼の1時から夕方5時までけっこうみっちり授業。
大学の講義か免停講習うけた時みたいなみっちりさ。
内容もさることながら、先生がものすごく楽しそうに講義してたのが印象的でした。
二日目の今日は、朝から弥富市の旧十四山村地区でフィールドワーク。
ま、魚採りとかはちっさいときからやってるのでお手の物。
というよりそんな遊びしかしてなかったような・・・。

1時間ほど採捕しましたが、とれるとれる。
以下つかまえた物たち
・エビ類などなど。
そういえば、フナと金魚が交配した尾びれの長いフナもつかまえました。
さすが金魚の町、弥富。
採捕が終わったら、生物の同定、記録、解説に移ります。

本日一の大物、フナ。
綺麗な魚体。
観察用の容器がちと小さい?!

トノサマガエル。
目の後ろの黒い鍵の手状の模様や、後ろ脚の指の長さ、
体のフォルム(トノサマは細長く、ダルマは文字通りズングリしてる)などなどが識別ポイント。
でも、ダルマガエルとトノサマガエルの交雑が進むと両方の形質を持ったものが産まれ、
識別困難になるとのこと。
厳密にはDNA鑑定しなければならないそうです。
しかも、交雑が進むと、子供が産めなくなって、トノサマもダルマも絶滅という最悪の事態が想定される。
これが一番印象に残ったお話です。
生き物たちをリリースして、午前のフィールドワーク終了。
午後はまたまた講義とワークショップ形式でつかまえた生き物マップの作成と発表。

同じ場所で生き物調査したのに、出来上がったマップは班ごとに個性がでて面白い。
そのあとは生き物調査会のプランニングと発表をしたのでした。
すべてのカリキュラム終了して、終了証書をいただいたのでした。
いただいた資料のなかに凄くいい物がありました。
写真も原寸大で載ってるし、定規もついてるし、なにより解説がものすごくまとまっててポイント突きまくりです。
農園で生き物調査するのも楽しそうです。
やってみよう。